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  • 執筆者の写真フリーデザイン東京

一般就労に向けた作業分析を実施

ご本人が抱える障害特性が作業に対して「どのような反応を引き起こすのか」をしっかりと捉えているか? フリーデザイン東京では精神保健福祉士(ジョブコーチ)・作業療法士・社会福祉士からなるワーキングチームが出来る範囲で疑似的作業から現れる様々な反応を分析して企業側と情報共有を目指しています。

ところで、企業側から「職場実習を行う上でご本人の障害特性がわかるプロフィールシートを作って送ってください」と言われた場合、皆様はどう対応されますか?


例えばご本人が統合失調症であれば「統合失調症の影響から緊張感と不安感が強く出ることがあります。その際には休憩などの配慮がいただけたら幸いです」などよく見受けらる記述で終わらせていませんか?

このようなケースの場合、企業側はその方の障害特性を本当に理解出来るのだろうか。。。

結果として企業側が欲しい「ご本人の障害特性」つまり「情報」とは何なのか?


上述した内容に関して「フリーデザイン東京」としては・・・ですが、


実習中おこなう業務(作業等)により引き起こされるご本人の「認知面・行動面・気持ち感情面・身体的反応」だと定義しています

例えば、封入封緘やデータ入力など2時間の連続作業をフィールドテストした際、当初ご本人が障害特性として挙げられていた「緊張感」や「不安感」はどのタイミングで出てくるのだろうか。

そもそも反応として出るのだろうか。またこのような反応が出るのであれば、具体的な作業等工程の中で「どの部分」にどんな反応を示したのか?など数値化出来る部分は数値化します。このように具体性があればあるほど企業側としてもご本人に対する「合理的配慮」が計算出来るのではないかとフリーデザイン東京では考えております。


最後に

ご本人の障害特性と業務との関係性が曖昧で抽象的だったり、漠然としていたりだと全く無意味な産物になりかねません。


ご本人は何を理解して欲しいのか?

企業側は「障害特性」というが具体的に何を知りたいのか?


双方をブリッチング(橋渡し・つなげる)する役割が就労移行支援機関なので、よーくよーく考えて進めて行かなくてはなりませんね。


ブログ作成者:精神保健福祉士 渡辺達也

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